ブラックサンを視聴して行く中でとても悲しい事と言えば、五流護六の分列と抗争です。初期の五流護六の結束は徐々に崩れて行きますよね。そして光太郎と信彦の心の隙間も大きくなって行きます。その大きな原因は何処にあるのか?と言えば、やはり新庄ゆかりの存在と行動です。そして、そのゆかりには大きな謎と疑問が残されます。

新庄ゆかりという存在

仮面ライダーブラックサンの中でとっても疑問な事があります。
主人公の光太郎や信彦をメロメロにさせて、自分の考えに引き込んで行きます。その後に於いて、堂波真一が新庄ゆかりはスパイだったと仄めかすシーンがありますが、本当にそうだったのか?違うのか?違うとしたら一体、ゆかりと言う存在は何だったのか?と言う事です。五流護六の一員として共闘をして行くゆかりは、密かに最初は信彦を、そして光太郎を怪しい魅力で翻弄して行きます。そして二人に対する自分の存在を大きくして行きます。結局、光太郎と信彦が五流護六の一員となったのはゆかりに心を奪われた事が大きな要因なのです。

ゆかりの誘惑

私が気になったのは、ゆかりの醸し出す孤独感です。
彼女は仲間と伴に戦っているようでそうではない?仲間とは共有出来ない何かを秘めている感じがしていました。その事が独特の雰囲気をゆかりが放っていたように思われます。
そして、ゆかりは最初から二人の事を見知っていたように思われます。オリバージョンソンに紹介された二人は、大門記念講堂の中で初めてゆかりと出会います。彼女は彼らが部屋に入った瞬間から二人を見つめていました。二人もゆかりの存在に気づき、一瞬で心を奪われた様子です。これをきっかけに光太郎と信彦の二人は、五流護六の一員として活動して行くことになります。ゆかりは、初めに信彦に近づき誘惑して行きます。光太郎に見せつけるように。やがて同じ手口で光太郎も落とされます。光太郎は、信彦とゆかりの関係を目にしていたので、自分に近づくゆかりに困惑し、動揺します。

ゆかりの本当の目的とは?

二人の心をつかんだゆかりは、自分が五流護六にいる本当の理由を話します。「怪人を救うには創世王を殺すしかない。」と光太郎と信彦に訴えて行きます。そのような気持ちの無かった光太郎と信彦は困惑します。特に信彦は激しく口論します。きっとゆかりの信彦に対する愛は、こうした目的の為の手段だったのか?と言う、裏切られたという思いが強かったのではないでしょうか?あくまでも私の想像ですが。

ゆかりはスパイだった?

ゆかりという本当にスパイだったのでしょうか?そう決めつけるのは中々難しいですよね。そこで仮説です。これは自分の思い込みの方が強いのですが(笑)

①本当にスパイ説
堂波真一が言っていたように元総理であった祖父の堂波道之助が仕組んだスパイであった。結果、光太郎と信彦を誑し込んみ、最終的には創世王を五流護六から取り上げる企てであった。

②スパイの活動中に覚醒説
スパイとして活動していたが、実情を知るにつれ、許されない国家の企みに気づいたゆかり。純粋に平和や自由の権利を信じて戦う怪人を観て、徐々に怪人たちに傾向する自分。更に先々国家と戦うことの限界を知り、その火種である創世王を葬る事を手段とした。スパイだが故に国家を敵にしてた戦う事の限界を知っており、創世王のエキスによって生み出される怪人の末路が戦争の道具としての死だけである事に気が付いていたのではないでしょうか?私自身は個人的にそう願いたいですね。

実際はどうであったのか?結果的には白石監督が打ち明けてくれないと分かりませんね(笑)しかし、ゆかりの存在と行動がその後の五流護六の分列と壮絶な戦いに発展して行く事は
間違いない事実ですね。ゆかりの言葉はオリバージョンソンに、葵の親に、そして葵に引き継がれて行きます。

「人間も怪人も命の重さは地球以上だよ1gだって命の重さに違いはないから。」

ゆかりを演じた女優さんは?

仮面ライダーブラックサン何処か影のある孤高の美しさを見事に演じている女優は芋生悠さん。若手期待の今女優さんです。

芋生悠(いもう はるか)さん

生年月日 1997年12月18日

出身地 熊本県

血液型: B

身長:身長:164cm

サイズ: B:81 W:60 H:89 靴24.5cm

趣味: 作詞作曲

特技:書道(師範)、空手(黒帯/小学校1年~中学校3年生)、美術、水泳、 長距離走、百人一首、バスケットボール