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メフィラス星人の名言、セリフとは?

シン・ウルトラマンに登場するメフィラス星人のセリフがとてもバスっていますよね。高い知能を持つメフィラス星人が地球人を研究し、いや日本人を?知り尽くした上での征服計画とでも言う感じでしょうか。劇中では、その事が言葉となって淡々と使われます。そして、結局はメフィラスを演じる、山本耕史さんの独特なメフィラス感がこの様なバズりに繋がっているのでしょう。シン・ウルトラマンにおけるメフィラス役は山本耕史さんで大正解!であったと思います。そんな名言をネタバレしない程度でご紹介します。初めてシン・ウルトラマンを視聴される方は、キーワード的に記憶して頂いて本編を視聴するとより楽しく楽しくご覧になれると思いますよ!「卑怯もラッキョウもあるものか!」「 よそう、宇宙人同士が戦ってもしようがない」「力ずくで地球を奪おうとするのは、私のルールに反する。」「私の星でも紳士とは礼儀正しいものだ。」「割り勘でいいか?ウルトラマン」「・・・私の好きな言葉です。」・・・には皆さんが知っている格言、四文字熟語などが入ってきます。そして、このセリフに至る経緯を実際に視聴して楽しんでくださいね!

山本耕史さん演じるメフィラス星人

山本耕史さん演じるメフィラスに注目です!
シン・ウルトラマンの中でメフィラスの存在感はずば抜けています。それは山本耕史さんの表情の作り方にもあるのではないかと感じます。劇中のセリフ回しの中で、目の焦点や眉などの動きに感情的な動きを感じることなく、セリフについても、サクサクと一気に、淡々と述べられて行きます。微笑みはこぼれているものの、その中に人間的温かさや感情が伝わってきません。この事は、一見すると人間の姿形をしているが、人間のそれではなく、何処となく地球人ではないという違和感を感じてしまいます。しかし、この様な演技の仕掛けこそが、異星人を臭わす事に繋がってきているのではないかと感じられました。これは私の個人的見解と感想ですが、このような形は彼が出演した鎌倉の13人で演じた三浦義村にも表れていると感じます。但し、鎌倉の13人の場合、常に有利な方へと身を転じながら、隙あらばその頂きを狙っている義村の機を読む機敏さがあまりにも露骨で、ユーモラスに感じてしまいました。メフィラスで感じさせられたものとは違います。これは偏に「山本耕史」という役者のなせる業だと思います。メフィラス演じるに役者としては、最適過ぎたと言っても過言ではないでしょう!

メフィラス星人:初代とシン・ウルトラマン

初代『ウルトラマン』で、メフィラス星人は第33話「禁じられた言葉」に登場しました。メフィラス星から地球にやってきた異星人ですが、具体的に名前は名乗っていません。劇中では、暴力は嫌いだと言いています。非常に高い知能を有していると紹介されており、IQは10000以上とされています。IQ10,000以上の知能指数が何に優れた効果を発揮するのか分かりませんが。また、ウルトラマンとほぼ互角の戦闘力と超能力を持っているとされています。

初代ウルトラマンの中では、宇宙人の中には自分の配下が多くいるので、地球の征服は簡単であると豪語します。配下には過去、地球に出現した宇宙人が数多くおり、それらを操る事が可能だからです。その配下の中にはシン・ウルトラマンでも登場するザラブ星人もその一員として名前を挙げられています。メフィラス星人は、武力的な力ではなく、地球人の心の征服という大義名分に拘り小細工を弄します。科特隊隊員を操り、巨大化させて東京の街を漂わせて、人間の意思を操れると威嚇したり、ウルトラマンのベータカプセルを盗もうとしたりします。最後にはに隊員の弟を勝手に地球の代表とし、永遠の命を餌に、「あなたに地球を上げます。」と宣言させようとします。しかし、企みは失敗します。知能が高いせいなのか?この様な小細工を計画しますが、結果的には失敗して地球を去ります。

シン・ウルトラマンではメフィラス星人が人間化した中で物語が展開して行きます。

シン・ウルトラマンでは、このような元祖ウルトラマンに於けるメフィラス星の大体を継承しつつ、より地球人的なインテリジェンスを発揮したメフィラス星人を作り上げています。おそらく、初代ウルトラマンのように、宇宙人メフィラスのままでのストーリー展開では、今回のようなインパクトのあるメフィラスは生まれる事が無かったと思います。まさに樋口監督が言う、「改めて初代を作る。」という言葉通りになったと思います。シン・ウルトラマンは、ショートストーリー的な展開を重ねつつ物語が進み、最後のエンドストーリーの中核としてメフィラスの章を迎えます。初代ウルトラマンの各話と怪獣、宇宙人を基本としながらも、全く新しいウルトラマンを感じるはずだと思います。